建築士の仕事に携わってゆくと、普通3つの役割に遭遇してゆきます。

あなたはどの立場であれば、実力を一番発揮できるか考えながら読み進めてください。

 

私たち建築士は、初めは、工務店・建設会社の新入社員や事務所の新人所員から始めることが多いと思います。

そのような社員や所員は、必ず技術者です。

従業員や技術者としての第1歩を始めるのです。

 

1.技術者(従業員)の特徴 

実際に作業をする

関心事は仕事をやり終えることが出来るかどうかという事

遂行すべき仕事に集中する

人に頼らない

仕事をやり遂げるといった特徴があります。

そして思考の傾向や口癖は、

「自分でやった方がうまくゆく」

「何故私の様に、きちんとした仕事をしようとしないのか?」

「何故既にやり方が分かっている事を、お金を払ってまで人にやってもらわなければならないのか?」

「やり方さえ教えてもらえば自分でやるよ」

となります。

そして部下を持ち、社員をまとめるマネージャ―になると、

自分の技術の向上よりも、部下のやる気を出させたり、たくさんのプロジェクトを同時並行で、まとめ上げるようになります。

 

2.マネージャー(コーディネーター)の特徴

関心事は、効率性

組織に焦点を合わせる

最終利益に目を光らせる

詳細な手順とスケジュールを定める

予見可能性と体制を追求する

皆の行動をまとめる

人に仕事を遂行させる

特定の仕事や活動に対して適材適所を見分ける

そして独立して、事務所を主宰してゆくと、またまた仕事の内容は、がらりと変わります。

 

3.所長

ビジョンと戦略を策定し、事務所の価値を高める

基本営業が仕事のメインになる

事務所の目的に対する賛同を得て、アウトソーシング先を確保する

企業理念、基本的価値、社会目標、事務所文化を創る

将来に焦点を合わせ、長期的な視点を維持する

全所員が目標、目的、使命を見失わないようにする

成功及び失敗の社内基準を確立する

組織全体のパフォーマンスに責任を持つ

等々です

 

このように人は、立場によって、役割を変えていかなければいけないのですが、上手く変われる人と、変われない人が出てきます。

あなたは日頃から、自分がどの立場であれば、一番実力が発揮できるか、よく考えてみてください。

そしてそれを見つけてください。

実力が発揮される立場が分かれば、仕事上の悩みは少なくなり、仕事をより楽しくすることが出来ます。

そして何より、あなたにもたらされる報酬が一番多くなるはずです。