あなたが独立していようと、いまいと取引先にとってみれば、あなたは自分の会社そのものなのです。

誰であろうと、その会社を代表する人だということをよく覚えておくことです。

 

ディズニーランドで有名な話があります。

ディズニーランドでは、顧客にとってはメンテナンスに関わる従業員が、ディズニーの顔そのものなのだと気づきました。

カストーディアルキャストと呼ぶのだそうです。

 

どんなビジネスでも、顧客と最も頻繁に接触する人がその会社だと考えるものです。

そして、それはあなたなのです。

 

あなたは、他者への影響力を過小評価しているかもしれません。

ほとんどの人がそうです。

ただ実際には、他者に大きな影響を与えられる力を持っています。

 

誰かの悪い日を良い日に変えることができますし、その逆も可能です。

不機嫌な人を上機嫌にすることもできます。

対応の仕方によっては、不満がある人を満足させることさえできるのです。

その逆をしてしまうこともよくあります。

そうすると、その行為一つで、取引が出来なくなることもあります。

 

現代社会はますます忙しく、ストレスも増え、取引量も増え、さまざまな要求や普段の仕事のプレッシャーも増え、限界に近い状態になっています。

だからこそ、ちょっとしたことで爆発してしまうのです。

契約間際などは、本当に慎重に進めていかなくてはいけません。

私たちは誰でも、人間としての基本的なニーズ、欲求、そしてモチベーションを持っています。

あなた、私、そして取引をする各顧客またはクライアントも同様なのです。

 

最も基本的なニーズの1つは、自分は大切な存在だと感じたいという欲求です。

これは誰しもが持つべき応対スキルの一つです。

これさえ忘れなければ、大方はうまくゆきます。