あなたは30㎝幅の板の話をご存知だろうか?
私はこれを聞いた時、自分のセルフイメージの強さに驚いてしまった。
これは皆さんにも備わっているもので、これを意識して使うか使わないかによって、あなたの人生が大きく違ってくる。
なのでぜひこの力を使ってほしい。
この話はみんな、初めのさわりは聞いたことがあるかもしれないのだが、最後まで知らない人が多い。
最後まで知らないとあまりピンとこないし、自分がこんなに力が発揮できるのかさえ気づけない。
話としては、30cmの鋼鉄の板の上を30ⅿ歩くというもの。
地面に置いた板であれば、だれでも歩ける。
楽勝であろう。
しかしこれからいろいろな条件が付いてくる。
例えば、その鋼鉄の板が30ⅿのビルの上に架かっているという条件があった場合。
あなたは歩けるだろうか?
いくらお金をもらえば歩くか?
1000万円か?
私は1000万もらっても嫌だなと考えてしまう。
1億でもやはりいやだなと感じてしまう。
ならばお金ではなく、渡ろうとする先のビルの屋上で赤ちゃんが倒れているのならばどうだろうか?
救い出すのは、渡る方法以外はないかなどと、考えている自分がいる。
やはり動きたくはない。
さらに条件が付く。
その先のビルが燃えている場合はどうだろうか?
早くしないと焼け死んでしまう。
渡ろうとしている時にビルが焼け落ちたら、自分も死んでしまう。
これでも早くしないといけないと思いつつ、もう死んでいるのか、生きているのか確かめる方法はないのかなどと躊躇する自分がいる。
レスキューの人に頼むかもしれない。
そして最後の条件として、その赤ちゃんは、実はあなたの子供だと判ったらどうだろうか?
私はすぐに、渡る決心をしただろう。決心する前にわたり始めているだろう。
つまりセルフイメージと言うのは、この場合、父親としてのセルフイメージなのだが、これは信念の上に位置するもの。
だから信念を作り上げようとしなくとも、行動できてしまうのだ。
この力をぜひ仕事に活用していただきたい。