建築士でも、十分なクライアントが得られなければ収益は生まれない。

ほとんどのビジネスと同様に、クライアントは広告を通して生み出せる。

けれども専門職では、くどい営利目的の広告は、逆効果となってしまう。

なので、あなたの名前を世に知らしめる目的で、出さなければいけない。

ならばどのような広告を出せばよいのだろうか?

 

私は、「読物」広告をお勧めする。

あなたの名前を知らせるだけでなく、あなたの専門知識に関する情報を読み手に与えるような広告だ。

 

住宅設計をされているなら、「必見!快適収納住宅全20の方法」と言う様に、継続的なシリーズ物の広告を出し続けよう。

このような継続的なシリーズ物の広告によって人は専門分野においてあなたを信頼できる情報源としてみてくれるようになるだろう。

例えば、住宅の依頼をしようと考えている人の悩みについての情報を提供するよう広告を出したらよい。

 

  • あなたに合った建築家の選び方 タイプ別分類
  • 建築予算を抑える、8つのポイント
  • 快適性を追求した住宅 12のポイント
  • 電気代が30%下がる、省エネ効果をアップする設計手法

 

上記は建築士のマーケティングでは一番オーソドックスだと考えている。

よく建築士の中には、マーケティングの一環として、無料平面作成などを勧めている人がいる。

 

これを私は断固反対したい。

 

実際の作業が発生してしまうし、忙しいあなたの大切な時間を奪う。

プラン作成を希望する見込み客は、作成後に他のハウスメーカーや工務店に流れることも多い。

初めから掛け持ちして、プランだけ頂くというちゃっかりしたクライアントもいる。

 

なので、上記のような無料レポートや無料CDなどをあらかじめ作成して、渡すことの方が手間は掛からず有効だと考えている。