究極を言えば、社長の仕事はマーケティングセールスになる。

長年事務所経営をしていると、本当にこれだけと思える。

 

マーケティングがうまくいけば、ほとんどの会社運営の障害は無くなる。

つまりこれ以外は、人に任せてゆける。

あなたが世間と比べて得意といえるものや、どうしてもやりたいという仕事だけを残して、あとは権限委譲する。

 

つまり社長は、お客を集める達人になる必要がある。

そのためには1つの商品、1つのサービスにフォーカスしているのではなく、顧客がほしい物にフォーカスする必要が出てくる。

すると、商品は、あなたの得意分野の範囲を超えることもある。

あなたが商品を作るスピードは、お客がほしがるスピードに決して追い付けない。

残念だが、追いつけないことを認めないといけない。

追いつけないと、お客の要望がきついと感じながら仕事をすることになる。

そのような関係は長くは続かない。

 

しかし世の中にはビジネスチャンスがいっぱいある事にも気付かないといけない。

 

顧客や見込み客がたまたま売れた相手と見なすのではなく、常に気にかけて、関係性を深めていく。

これはなかなか難しい事で、私も完璧だとは言えない。

 

つまりお客は、最も大切な資産であると考える。

 

そうすれば、その客が新たなお客を呼び込み、どんどんその輪が大きくなっていく。
顧客との関係を、一回だけの出会いや結果ではなく、これからも継続する関係の始まりと見る。

そのため顧客獲得は、投資と考える。

 

社長は、今まで経験してきたこと全てが、自分の責任である事も理解していないといけない。

もしそうであるなら今現在と将来は、自分の力で変えられる。

 

また今の社会は、「働かざる者 食うべからず」と言うように、自由が「わがまま」ととらえられている。

 

しかし自由は悪ではない。

 

せっかく社長になったのなら、理想のライフスタイルを決めて、そのスタイルに仕事を合わせてみよう。

特に中小企業ならば出来るはず。

 

自由なライフスタイルになれることが、その人のゴール。

人生を思いのままに生きること。

 

つまり社長は、自分の限界ではなく可能性にしたがって生きることを目指すことが出来る。