一般の人には、設計士をしていると言うと、非常にクリエイティブな仕事をしているように思われています。
しかし小規模事務所が、本当に安定的に売上を上げてゆくには、特定の企業に対して継続的な仕事をしていかなければいけません。
そこではなかなか時間と予算が取れず、商品開発が無い世界なので、もっと自分としての存在意義を出したくなるのです。
独立する人は何を手に入れたくてするのか?、、、、それはズバリ「自由」です。
経済的自由や時間的自由。
そして上司がいないので、何事も自分で決められる自由など。
自分は独立をしたのに・・・会社員時代とさほ変わらないし、時間的余裕がなくなり、単価は削られ、ひどくなる一方だ!と感じるかもしれません。
この感覚は何年も事務所経営をやった人でないとわからないかもしれませんね。
また同じような仕事をしていると、自分の心が腐ってきてしまいます。
チャレンジ精神を失ってきてしまうのです。
もうこれぐらいでいいやと言った感覚。
これが闇の部分として出てきます。
建築士以外の士業、例えば行政書士などの書類作成業であればなおさらでしょう。
そうゆう方は出来るだけ、書類作成の契約ではなく、時間での契約に切り替えてみてください。
仕事が、特に価格競争に陥っていてはいつまでたっても面白くはありません。
建築士として、自分の心が腐ってゆくように感じたら、士業としての役目を終え、新しいコンセプト経営に変える時かもしれません。
この様に感じたら、会社を法人にして、ワンストップの大規模法人を目指したり、自分では無理だと思えるようなコンペに挑戦するのも一つの手だとは思います。
しかしコンペは当選できれば良いですが、何度も挑戦し続けることも出来ません。
建築士の資格と今まで行ってきた周辺の仕事や、別資格やキャリアを掛け合わせて、新たなブランドを作るのも手だと思います。
例えば
建築士×心理カウンセラー→オフィスや住まいの癒し空間デザイナー
建築士×イベント検定→イベント会場設営プランナー
この様に、あなたの事務所しかしていないと言ったものを作り、勝負していってはどうでしょうか?