あなたは設計料を受け取る時に、罪悪感がありませんか?
少しでも感じるならば、あなたは、自分のサービスを心の底から愛していないのかもしれません。
ほとんどの建築士は、長年仕事を続けていると、仕事に対する設計料が少なく、不満を感じてゆきます。
それは当然の事で、設計士という仕事の本質は、マンパワーの仕事だからです。
よって拘束期間は長く、且つ失敗は許されず責任は重いのです。
しかし独立したての頃など、初めのうちは罪悪感があるかもしれませんね。
そのような方は、一度、人は何のためにお金を払うのかを真剣に考えないといけません。
人は一般に、どんなものにお金を払うと思いますか?
たぶん以下の5つに分類できると思います。
- 時間
- 信用
- 興味(関心)
- 才能
- 名声
この5つのどれか1つでも提供できれば、お金を受け取ってよいのです。
あなたの設計料が、建築士としての設計と監理に向けた時間と、信用があれば、受け取るに値します。
これをあなたなりに十分言語化しておくことをお勧めします。
例えば、
- 設計期間は約1年を費やし、実働○○時間かかった
- 今まで取得してきた資格や建築の知識という信用もあります
- 実際の設計実績△△件あり、それに伴う才能があります
- □□設計では、または××県では・・・・建築家として有名(名声)
商品やサービスは、その人が提供する「愛情の仮の姿」をしていて、その対価であるお金をもらう。
そのもらうお金も、言ってみれば、「愛情の仮の姿」なのです。
結局のところ、商品やサービスと言う「愛情」を提供し、お金と言う「愛情」で返してもらっています。
提供する価値や、お金が「愛情」に行き着く限り、どんな人でも生み出すことが出来ると思いませんか?
人が欲しがる価値より、より大きな「愛情」を提供すればするほど、その対価として、お金がいただけるのです。
結局、愛情あふれる人の方が、お金持ちになるということです。