建築士の皆さん、コロナの影響はありますか?

今までの建築・施工の流れが、大きく変わるような気配です。

今までクライアントであった会社や、個人から受注の流れが、細くさらに無くなってゆくように感じているのは、私だけでしょうか?

いままで同じ仕事を、わき目も振らず続けてきた方は、思考が停止してしまっているかもしれませんね。

是非とも、コロナというピンチをチャンスに変えていってください。

私たち建築士もこの時をつかんで、変わらなければいけません。

そのための時間は十分にあります。

 

先が見えない時代ですが、ここで少しヒントを出したいと思います。

 

これからは、成果を出したと言われる建築士は、機会を自ら生み出す者でしょう。

 

反対に消えてゆく建築士は、チャンスをただ待っている者です。

 

クライアントはいつの時代でも、問題を解決すること、または解決をサポートしてもらいたがっているのです。

潜在的になっているクライアントの解決策を見つけ出しましょう。

 

我々建築士は、見込み客の人生をよりよいものにするために存在するのではないですか?

ですから、建築に携わるすべての人、さらには社会に対しても基盤となる建築を創り出し、利益をもたらすように設計しなければいけません。

コロナによって、もともと持っている建築の社会性も、強く求められてきているのです。

 

今までは、大手資本による開発・建築も盛んにおこなわれてきました。

その一部の会社や個人が利益を享受してきたといった側面もあるかもしれません。

 

しかしコロナは、全てに平等にうつります。

 

個人的な権威や、趣味や、経済力によって創り出すのではない、本当の社会性が問われています。

社会は建築の透明性・明確性をますます求められてゆくでしょう。

このようなことを書いている私も、新しい建築士像を模索している一人にすぎません。

しかし探求してゆく価値は、十分あります。

皆さんもあきらめず、探していってください。

探し続けることが出来たなら、いつか振り返った時に、建築士として新しい可能性を切り開いた人になっている事でしょう。

 

コロナ後の住宅の変化を考える