コロナによって社会が大きく変わると感じている人は多いのではないでしょうか?

建築や不動産に係る私たちも、不安の中で立ち止まっていてもしょうがありません。

今後の変化を少しでも予測してみたいと思います。 

 

人々にはコロナが終息しても、また違うウイルスの発生不安が、常に心のどこかに残ってゆくと思います。

 

ですから今後ますます、人が会ったり集まったりする意味を強く問う社会になります。

 

よって衰退する建築種は、人を集めて、サービス受けたり、商品を売ったりするものすべてです。

これらは縮小するか、無くなってゆくと考えられます。

 

ZOOMや宅配、ウーバーイーツ、ドローン配達などその代替えテクノロジーやシステムが進んでいることも理由の一つです。

 

例えば、物販店、飲食店、場所や時間貸しの会議室、ライブハウス、映画館、

フィットネス、カルチャースクール、美容室、理容室、旅館、ホテル、

ブライダルハウス、音楽教室、劇場、キャバクラ、事務所や、タワーマンション

等々です。

都心のタワーマンションなどは、今後仕事が、テレワークできるのであれば、会社の近くに住む必要が無くなり、自然と価値は下がってゆくでしょう。

もちろん会社(事務所)そのものもすべてがなくなるわけではありませんが、都心に従業員全員を集める必要はなく、規模が縮小されてゆくでしょう。

そうなれば事務所の価値は下がり、坪単価は急速に下がってゆくでしょう。

住宅ではマンションと一戸建てを考えた場合、風通しが良くて、人と接する機会が少ない、戸建ての方を選ぶ様にもなってくるでしょう。

価値が上がってゆくものは、比較的コロナに安全な地方の安い住宅かもしれません。

そのような地方の住宅に都心から大量のサラリーマンの移住があれば、それらのリノベーション需要があると考えられます。

また都心に会社の本社機能は残るとしても、三密対策として、壁を取り払い、オープンな空間にし、机などのオフィスレイアウトが大きく変わるかもしれません。

そうであれば、事務所以外の各種建物でも、オープン空間へのリノベーショが起きるかもしれません。

食品工場や飲食店設計では、HACCP(ハサップ)認証のための空間づくりがあります。

ダイアモンドプリンセス号で有名になった、ダーティエリアとクリーンエリアの空間分けです。

これを住宅にも取り入れようとする動きが出てくることがあるかもしれません。

例えば家に帰ってきた時、玄関は、ダーティエリアになるため、その横に小さな部屋を設け、衣服を脱いで、クリーンな衣服に着替えて、玄関框を上がるというような工夫です。

そこで脱いだ服はダーティなので、部屋に持ち込まず、出社時などに、そこから直接クリーニングに出しに行きます。(または外に出しての洗濯です。)

とにかく住宅設計では、空間のゾーニングが大きく変わってゆくでしょう。

建築設備的に考えると、全ての建築種において、空気清浄機器の組み込み工事は加速してゆくでしょう。

 

このように予測を書いてゆくと、建築士として生き残るのは、なかなか難しいという結論になるかもしれません。

 

しかしどんな時代でも、人の夢は生まれてきます。

 

古い価値観は無くなっても、新しい価値観で生まれ変わるのです。

 

私たちも新しい価値観を持った建築士に生まれ変わる時なのです。

 

コロナ後の住宅の変化を考える