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山本 和弘                     K.A.O代表                   経営王発行人

 今回は、最終の被害拡大のメカニズム、第3段階のお話です。

阪神淡路大地震が発生してから、1時間経過頃に、通電火災が各地に発生し、その後5時間たっても、

500人以上が生き埋めになっていたと考えられています。

地震の発生が分かってから、全国の消防車が一斉に、神戸に救助に向かうのですが、

その素早い行動や志は、日本人で本当に良かったなと思います。

 しかし多くの消防車は、神戸にたどり着けませんでした。

それが被害拡大のメカニズム、第3段です。

消防車が、地震発生から1時間以内に緊急発進したにもかかわらず、交通渋滞に阻まれ、たどり着けなかったのです。

消防車の多くは、夜になってからの到着になりました。

実に12時間以上経過しています。

これでは助かる命も、助かりません。

渋滞を招いた原因は、2つあります。

1つ目は、家族の安否確認のため、住民が車で移動しようとしたことです。

東日本大震災の時は、歩いて帰宅する人で大渋滞が起こっています。

これは今後の教訓になると思います。

2つ目は、道路が地殻変動で、断層が出来てしまい、車が通れなくなったのです。

約30cmの段差で、車は通る事が出来ません。

神戸の街は、北側は山で、南側は海となっていて、迂回する道が少ないのです。

一度渋滞にはまってしまうと、抜け出せなくなってしまうのです。

速やかな救助と復興には、緊急輸送道路の確保は欠かせません。

孤立集落なども作ってはいけません。

結局、主要な道に面した構造物は、交通可能な状態に保つために、電柱の埋設化や、大きくなりすぎた街路樹の伐採、

古くて高い建物の耐震化は、欠かせない事です。

ここで最後に、被害拡大の3段階メカニズムとその対処法をまとめておきます。

第1段階 地震発生時  

対策:①建物の耐震補強 ②寝室を2階に持って行く ③耐震ベットに交換する ④枕元に非常用持ち出し袋や救命用具、水や食糧、外履きの靴を常に置いておく ⑤家具の固定等

第2段階 通電火災時

対策:⑤家具の固定 ⑥感振ブレーカーを取り付ける ⑦ホイッスルを常に持ち歩く

第3段階 交通渋滞時

対策:⑧出来るだけその場にいて対処する、特に車で行動しない。

 以上です。

皆さんも今すぐにでも出来ることもたくさんあります。

 大地震があった、神戸の教訓を、ぜひ生かしてください。

必ず生き延びてください。 


 

㈲K.A.O(経営王と呼んでください) 山本和弘

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