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山本 和弘                     K.A.O代表                   経営王発行人

 

前回のお話しは、1段目の被害メカニズムでしたが、今回は、第2段のお話です。

阪神淡路大地震が発生してから、1時間経過の時点で、まだ生き埋めになっている方は、最終圧死者の61%にも上っています。

この人たちはがれきの下で懸命に助けを求めている訳です。

しかし町全体ががれきの状態では、それが空き家だったのか、人が中にいるのか、はたまたすでに死んでしまっているのか?

まったく分かりません。

やはりここでホイッスルを持っていた人は、救助されている確率は高かったと言えるでしょう。

外にいる多くの人を呼ぶことが出来るからです。

しかしここで思わぬ落とし穴が待っているのです。

被害を拡大してしまう、第2段の災害メカニズムです。

それは災害メカニズムとして、通電火災が発生してしまうことです。

地震発生から1時間後に停電が復旧し、神戸のあちこちのエリアで、通電が始まります。

それと同時に、通電エリア内で火災が発生するのです。

当時、ニュース報道で、あちこちで燃え盛る映像を覚えている方も多くいるはずです。

メカニズムとしては、多くが電気ヒーターによる火災だそうです。

電気ヒーターは転倒すれば、消える構造になっています。

しかし家具や建材にまみれた状態では、通電したときにスイッチが入ってしまう事があるわけです。

ヒーターの底の部分が何かで、ふさがれていたら、消火装置が働かず、電源が入ってしまうのです。

通電火災と思われるものが、実に39件発生し、火災の約40%を占めています。

これでは逃げる事が出来ない状態での火災となってしまいます。

無念だったと思います。

何故安全を確認せずに通電してしまうのか?

こんな状態で通電してしまったら、短絡したり感電する人も多数出ているはずです。

当時、テレビニュースで、あちこちで火の海になっている映像の一部は、人災ではないかと思うわけです。

これを防ぐには、感振ブレーカーを取り付けることです。

また家具の転倒などが無いように固定する事も当然必要です。

感振ブレーカーは、簡易的なものでは、3000円ぐらいからありますので、ぜひ取りつけていただきたく思います。

3段目の被害拡大と、その対策は、次回にいたします。

 皆さんも出来ることがあります。

 大地震があった、神戸の教訓を、ぜひ生かしてください。 


 

㈲K.A.O(経営王と呼んでください) 山本和弘

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